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第五十八回 ゲーム業界 -活人研 KATSUNINKEN- 「学生から学ぶこと」

「学生から学ぶこと」

企業の方や、学校の方とお話しする時に、


「馬場さん、お忙しいと思いますが、いつ勉強されてるんですか?」


と聞かれることがあります。


わたし、生来の面倒くさがり屋なので「勉強」と思ってやると、基本長続きしませんし、相当な必要にかられないとやりません。いや、やれませんw 高校受験までは、親が小学生時代に与えてくれていた教育の「貯金」を引き出しながらなんとか乗り切りましたが、大学受験ではもう残高がなくなり、自身で再度積み上げないといけなかったのですが、まあ、それほど面白くない・興味がわかず継続できませんでしたw(結果、二浪するわけですw)


なので、いま、学生さんたちと話していて、


  • 腹落ちしないこと

  • 興味がわかないこと


に関して、全然、学びが進まないこと、非常に理解しますし「わかっちゃいるけど…」の気持ちもよくわかります。


じゃあ、ゲームの専門学校にきてるなら、「興味があるから」きてるはずだから、勉強しろよ!と思う「おとなサイドの意見」もあると思いますが、この連載でも何度か書いてきていますが、専門学校にきた段階で、大半の学生は、


  • ゲームって面白い(遊ぶのが)

  • ゲームをつくってみたい(とりあえず…楽しそうだから)

  • ゲームを仕事にできたら、楽しそうだな…


くらいの気持ちで入学してきていると思います。


それは、間違っていないと思いますし、大学にはいるときだって、大半の学生は、「○○学部に入って、勉強して、○○になるんだ!」とまでは思っていないと思います(医学部のように、そこを出ないとそもそもが試験を受けて、なることすらできない学部の場合は別だと思いますが)モラトリアムではないにしても、18歳の段階で未来の選択をすることができる環境で生きてきている人間なんてそれほど多くないでしょうし、もし、そこで選択をしたとしても、人生は長いので何度も迷うし、変更をしてもいいと思います。ただ、


  • どこかのタイミングでは、いったん決めないといけない


だけのことです。


でも、学生の皆さんは、大学、専門学校、もしくは高専、早い子なら高校に行っている間には、結局いったん、決断するわけです。人生の決断を迫られる環境にいる人間は、


  • きっかけ

  • 情報

  • 経験


を求めています。もちろん、ここでも、「待ち構えている人」と「とりにいく人」では、かなり差はでるのですが、就職活動が始まると大半の学生は、変化を始めます。一括採用制度のおかげで、この「新卒」のタイミングがもっとも、社会に出る=企業に就職するチャンスが多いために、ここを逃したくなく、否応にも自分を追い込んでいくわけです。追い込んだ結果、覚悟を定めてわずかなりとも目的を見出した子たちは、なにがしかの縁をもとに企業に入っていきます。もちろん、苦労するので、心折れる瞬間もあることでしょう。


学生であるうちは、見たくないことは見ない、嫌なことからは逃げることが可能ですから。わたしも、面倒くさがってある種逃げていたところはありますので、今の学生さん達に何も偉そうなことは言えませんw


でも、就職活動は、学際さんからすると、どんなこれまでの試験よりも、自分の価値が一瞬評価されたような気になってしまうくらいの関門に思えます。もちろん、「その時点での能力」や「ポテンシャル」が評価されることは間違いありません。


でも、技術も方向性も、10年もたてば変化するわけです。


どんな状況になっても、学ぶ姿勢をなくさず、好きなことに向かって自分に誠実にまい進できるか?が、問われているはずなのですが…


ただ、企業と学生も、しょせんは、人と人の相性なので、絶対的な能力が圧倒的に秀でているようなほんの一握りの学生(どの会社からも来てほしいと思われる学生。野球に例えるなら、エンゼルスの大谷翔平選手のような誰しもがほしい!と思うような人材ならば、皆が欲しがるわけです。でも、その大谷選手も、高校を卒業して日本のプロ野球のドラフト会議では指名球団は、北海道日本ハムファイターズ1球団だけでしたけどね!もちろん、いろんな理由があったからだと思います)でもない限りは、


学生も選ぶが、企業も選ぶ


わけで、お互いの相性や出会いで決まることも、多々あります。


わたしも、職業紹介事業をしていて、「なんで、この子がここを落ちるんだ?」と思うこともあれば、失礼ですが、「ほう、あの子はこの会社さんとご縁があったか…」と想像を超えてくることもあります。これは、単なる相性の問題もありますし、それ以上に、


「三日、会わざれば刮目して見よ」


ではないですが、非常に短期間でかわる、のびる、ことがあります。この「伸び」や「まさにナウ」を見誤ると、「ほう…」ということが発生するわけです。


そう、学生から、気づかせてもらえることはたくさんあるんです!




続きは Social Game Info さんにて掲載いただいております。

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