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執筆者の写真ryonegishi

第十五回 ゲーム業界 -活人研 KATSUNINKEN-「就職活動にみられる地方格差」

「就職活動にみられる地方格差」

わたしが人材に関する仕事をしていて、一番感じたこと、そして、業界として、わたし自身も全力で取り組んでいかないといけない問題と考えていることを今回はお話したいと思います。それは、ゲーム業界における、地方格差の話です。

記念すべき、活人研の第一回でも少し述べさせていただきましたが、

ゲームを教えている学校、特に専門学校は、全国いたるところに存在しているのに対して(ゲームを授業や学科名に取り入れて教育している大学は、まだまだ限られている。ここはまた別の課題として、述べたいと思います)、ゲーム会社は、東京、大阪に大半が存在し、札幌や福岡といった大都市にまばらにあるかな…それ以外の都市には、あまり多くの企業が存在しないというのが実情です(昨今は、スタートアップ企業も増えてきていますし、インディーゲームとして開発されている皆さんもいらっしゃるので、一概に「ない」とは言いきれないのですが、就職活動の際に学生さんを精力的に「毎年採用」されている企業という観点で今回は述べさせていただきます)

現在もですが、わたしは、北は北海道から、南は沖縄まで、全国をゲーム業界目指す学生さんを求めて旅がらす生活をしております。どこの都道府県に行っても、ゲームに対して夢をみて、わたしに半ば怯みながら、半ば目を輝かせながらゲームに関していろいろと聞いてきてくれる学生さんがたくさんいます。


ですが、その子達が全員ゲーム業界に入って仕事に携われているか?というと、なかなか厳しい現実が待っています。専門学校、大学を卒業したあと、なんらかの仕事に就業することは、大半の皆さんができているようですが、夢であったゲームの仕事に、正社員、契約社員といった社員として直接雇用で入社できている学生さんは、平均すると50%いないと思います。

(100%正確なデータを集めたわけではありませんが、全国回ってヒヤリングをしていった結果です)

専門の学校にいっているのに、なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?

もちろん、要因にはいろいろあると思います。



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