「お金の話」
今回は、少し、生々しい話をしようと思います
それは…
お金
について、です。
そもそも、お金やお金まわりのことを学ぶ機会が、日本はなかなかありません。なので、1円の重みを理解しないまま、借りたり、使ってしまったり、逆に使えなかったりしている学生の皆さん、若手クリエイターの皆さん、いませんか?
今回は、ほんのイントロではありますが、ゲーム業界に関するお金の話を少しさせていただきたいと思います。
◆ゲーム開発にかかるお金…
ゲームの開発にもお金はかかりますし、宣伝するにもお金はかかります。
ゲーム開発に必要なお金の内訳は、主に…
人件費(開発者の給与や設備費)
外部発注費(グラフィックやサウンドなど、外部クリエイターに発注するもの)
キャスティング費(俳優、声優などゲーム内出演を依頼するための費用)
版権使用料(そもそもIPもののゲームを開発するなどの時必要)
タイアップ費(いま、○○とコラボ中!とかでよくCMで見かけるアレ)
QA費(バグチェック~リリースまでの品質保証管理のための費用。主に外部発注)
その他雑費
などが必要となります。
キャスティングは、しなければ発生しませんし、版権やタイアップもしなければ発生しません。スマホ系のゲームでは最近多くのタイアップや版権使用が見受けられますが…
そんな中、必ず必要となるのが、「人件費」「QA費」ではないでしょうか?
ゲームデバイス問わず必要ですが、特にスマホをはじめとするモバイルゲームでの開発をしているラインでは、運用のことも考えるとある程度の人数規模のQAさんたちを常に確保して、チェックをしていただき、レポートをもらう必要があります。
クリエイターとチェッカーという異なる立場ではありますが、どちらも、
「面白いゲームをお客さんに安心して楽しんでいただくため」
にタッグを組んで行動するチームです。
「俺、つくる人だから、チェックは彼らの仕事」
と勘違いしているクリエイターをたまに見かけることがあります。
「つくる」は決して「動く」かつ「たまたま正常動作の確認だけした時は動いた」ではないはずです。繰り返しになりますが、面白いものを安心して遊んでいただくこと、これが、作り手としてのユーザさんへの最低限の誠意だと思うからです。もちろん、「面白いゲーム」であることも、死守しなくてはいけない誠意のラインだと思います!
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